歯磨き粉に「医薬部外品」と「化粧品」の表記がされているのはなぜ?

ドラッグストアなどで販売されている歯磨き粉には、「医薬部外品」と「化粧品」に分類されたものがあります。なんとなくですが「医薬部外品」と「化粧品」と表記がある歯磨き粉の場合、「医薬部外品」の方が効果があるようなイメージがありませんか?

 

 

「医薬部外品」と「化粧品」の歯磨き粉の成分効果の違いとは?

医薬品医療機器等法上、「化粧品」は人の身体を清潔にしたり(歯磨き粉・石鹸・ボディソープなど)、美化したり(香水・オーデコロンなど)、体を健やかに保つ(スキンケア用品・整髪剤)などの目的で使用され、商品のパッケージに配合される成分の効果や効能を表現することができません。

 

「医薬部外品」は、厚生労働省が許可した効果や効能に有効である成分が配合されており、医薬品と比較すると効果はそれほど高くなく、治療ではなく予防や緩和がを目的としています。
「薬用」と表記されているものは「医薬部外品」で認められている表示なので「薬用=医薬部外品」となります。

 

医薬品医療機器等法

 

医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律です。

 

薬機法は、平成26年(2014年)11月に改正されており、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器に関する品質、有効性および安全性の確保のために必要な規制をおこない、医療上特にその必要性が高い医薬品及び医療機器の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的としています。

 

では、「医薬部外品・薬用」と「化粧品」の歯磨き粉の効果・効能にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

「化粧品」表記の歯磨き粉

 

  • 歯石沈着の予防
  • 虫歯予防
  • 口臭予防
  • タバコのヤニを除去
  • 歯を白くする
  • 口内を洗浄
  • 歯垢を除去する

 

「医薬部外品・薬用」表記の歯磨き粉

 

  • 歯周炎(歯槽膿漏)の予防
  • 歯肉炎の予防
  • 歯石沈着の予防
  • 虫歯予防、初期虫歯の進行の予防
  • 口臭予防
  • タバコのヤニを除去
  • 歯を白くする
  • 口内を洗浄
  • 歯垢の沈着予防・除去
  • 出血を防ぐ
  • 知覚過敏の予防

 

「化粧品」と表記している歯磨き粉は、口内を洗浄するために必要な、清掃剤(研磨剤)・湿潤剤・発泡剤・粘結剤・香味剤・保存料などの基本成分だけで構成されています。
「医薬部外品」と表記されている歯磨き粉には、基本成分の他に歯と歯茎を健康に保つために有効である、薬効成分が配合されています。

 

まとめ

歯の表面をキレイにして歯を白くするホワイトイング歯磨き粉は、白くするためだけの歯磨き粉は「化粧品」、そこに歯周病や虫歯予防、口臭予防などの薬効成分が配合されていると「医薬部外品・薬用」と記載されることになります。

 

薬用や医薬部外品の歯磨き粉には、主に殺菌効果、抗炎症効果のある薬用成分が配合されています。しかし、これらの成分は予防効果はありますが、毎日のケアを丁寧にしっかりとしていないと、歯周病、歯槽膿漏、虫歯、知覚過敏などになってしまうことがあり、歯の黄ばみや着色汚れなどに効果があるホワイトニング成分も同じで、毎日のケアが重要になってきます。

 

「医薬品」「医薬部外品」はこれらの表示が必ずあるため、購入するときにはパッケージの表示を参考に自分の口内ケアの目的にあったものを選んでください。