歯が黄ばんだり着色して汚れるのはどうして?

歯の黄ばみや着色汚れに悩んでいる方の多くは何とかしたいと思うものの、悩みを解消するための方法は色々とあるため、実際にどの方法で歯の汚れを落としていくのか悩んでしまうところです。

 

 

歯の内側は、神経の部分、黄色みがかかった色の象牙質、白くて透明感があるエナメル質の3層でできており、透明感があるエナメル質から象牙質が透き通って見えるため、歯の色のイメージというと「白」が思い浮かぶのですが、一般的な日本人の平均的な歯の色は白ではなく、実際には平均的な歯の色はやや黄色みがかかった色をしています。

 

まずは、この歯の黄ばみや着色汚れがどうしてついてしまうのかを知るところから始めてみましょう。

 

歯の黄ばみや着色汚れの原因は歯の表面の汚れだけじゃない

歯の黄ばみや着色汚れに悩んでいる方は多くどうにかしたいと思うものの、悩みを解消するための方法は色々とあるため、実際にどの方法で歯の汚れを落としていくのか悩んでしまいますよね。

 

一般的な日本人の歯はもともとやや黄色みがかった色をしているため、歯の表面に汚れが付着してしまうことで、より歯の黄ばみが目立ってきてしまうのですが、歯の表面につく黄ばみや着色汚れは、すべての方が歯の表面の汚れだけでなるのではなく、外部要因、内部要因に分けられ、その原因も人それぞれ違ってきます。

 

 

外部要因
(食べ物・飲み物・タバコなど、歯の表面についた汚れ)

 

現在のあなたの口内はどれぐらい黄ばみの原因である着色汚れがつきやすい生活をしているのかを確認してみましょう。

 

 

□ 水よりもお茶やコーヒーを飲むことが多い

 

□ 納豆や豆腐など、大豆製品をよく食べる

 

□ 食後すぐに歯磨きはしない

 

□ 歯磨きのときに磨き残しがよくある

 

□ 半年以上歯医者さんへ行っていない

 

□ 口呼吸である

 

□ 歯並びがあまりよくない

 

□ 水をあまり飲まない

 

□ だ液がネバネバする

 

当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたの口内は着色しやすい環境になっています。

 

歯の表面のエナメル質はペリクルというタンパク質でおおわれているのですが、食べ物や飲み物に含まれているポリフェノールなどがペリクルと結びつくことによってできた汚れが蓄積してしまうと、着色汚れや黄ばみとなってしまいます。

 

着色性食品

 

赤ワイン・紅茶 … タンニン
緑茶 … カテキン
カレーのスパイス … クルクミン
チョコレート … カカオポリフェノール
コーヒー … コーヒーポリフェノール
(上記はすべてポリフェノールの一種です)

 


着色汚れや黄ばみのことを、ホワイトニングに興味のある方や歯磨き粉のCMなどでも聞いたことのある言葉で「ステイン」といいます。ステインは一度歯についてしまうと粘着性があるため、汚れが沈着してなかなか取ることができません。

 

色の濃い食べ物や飲み物は歯にステインが付着しやすく、特に歯の表面が乾いていたりするとステインが増えやすくなります。また、たばこのヤニはステインよりも粘着力が高いので、歯の表面についてしまうとさらに歯が黄ばんでしまいます。

 

歯に着色しやすい食べ物のことを着色性食品といい、ここで注意が必要になってくるのが着色性補助食品です。

 

着色性補助食品

 

アルコール飲料
スポーツドリンク
炭酸飲料
ほうれん草
青いバナナ
クエン酸
シュウ酸 など

 

 

着色性補助食品は単独では歯に着色することはないのですが、酸性の食べ物や飲み物を摂る機会が多いと口内が酸化してしまうことで、歯の表面をおおっているペリクルが酸性に傾いてはがれてしまい、ステインが発生する機会も増えてしまいます。

 

そのため、色の濃い「着色性食品」と酸性の「着色性補助食品」を一緒に摂ってしまうと、歯の表面に着色しやすくなってしまうため、食べ合わせにも注意が必要です。

 

着色しやすい食品とは逆に、歯についた着色汚れを落とす働きがあるパパイヤ、歯垢を除去する効果があるリンゴ酸を多く含むいちご、歯の表面をコーティングして着色汚れを予防する牛乳などの食品もあるので、色の濃いものを食べるときにうまく組み合わせて着色汚れを予防しましょう。

 

 

内部要因
(加齢・抗生物質など、歯の内部に沈着した汚れ)

 

年齢によるもの


一般的に年齢を重ねてくると、歯の表面をおおっている半透明のエナメル質は徐々にすり減って薄くなり、逆に内側の象牙質の部分はどんどん厚くなっていくため、内側の黄みがかった色が目立つようになるため歯が黄ばんで見えます。

 

歯がとける


食事をしたときに食べ物に含まれている糖によって酸が作り出され、歯のエナメル質にあるミネラル成分が溶け出す(脱灰)、時間がたつと溶けたミネラル成分が唾液によって元に戻る(再石灰化)ことを繰り返すことで、口の中が健康に保たれています。しかし、甘いものばかりだらだらと食べているとそのバランスが崩れて脱灰が進んでしまいます。
ミネラル成分が溶けだしたままになると、歯の表面にわずかな凹凸ができてしまい、光の乱反射によって歯の表面のつやや輝きがなくなってしまい黄ばみが目立ってしまいます。

 

病気によるもの


マイコプラズマ肺炎などに服用するテトラサイクリン系抗生物質は、永久歯が生え変わるまでの子どもの頃に服用すると、薬の副作用で歯が黄ばんでしまうことがあります。

 

これら内部要因の場合、歯科医院で行うホワイトニングによって歯の黄ばみを改善する方法があるので、歯科医師に相談してみることをおすすめします。

 

自宅で歯の黄ばみを落とすにはどんな方法があるの?

歯の黄ばみの原因が内部要因の場合には、歯の表面から歯を白くすることができないため、歯科医院でのホワイトニングの施術をおすすめしますが、外部要因の場合は外側からケアをすることができます。では、歯の表面の黄ばみや着色汚れを落とすためにどんな方法があるのでしょうか。

 

 

@ホワイトニング歯磨き粉

 

ホワイトニング歯磨き粉には歯を本来の白さにするための、歯の表面の黄ばみや着色汚れを落とす成分が配合されており、一般的な歯磨き粉には配合されていません。

 

ポリリン酸ナトリウム
歯の表面に付着している黄ばみや着色汚れが気になっている方におすすめの成分で、黄ばみや着色汚れを落とす効果と同時に歯をコーティングして、汚れや着色が再び付着しないように予防をしてくれます。

 

ハイドロキシアパタイト
歯垢や着色汚れが付きにくく美しい歯にしたい方におすすめの成分で、エナメル質に近い成分なので、歯の表面についてしまった傷の凸凹を埋めて、歯垢や着色汚れをつきにくくする効果があり、汚れを吸着して歯垢や着色汚れを取り除きやすくしてくれます。

 

これらのホワイトニングに効果が期待できる成分が配合されたものを使用することで、黄ばみを落としつつ歯をコーティングしてくれるため、汚れが再度ついてしまうのを予防してくれます。

 

A歯の消しゴム

 

消しゴムというと文房具の消しゴムが出てきてしまいそうですが、シリコンでできた消しゴムの形をした本体と研磨剤がセットになっており、研磨剤を歯に塗ってから本体でこすって汚れを落とします。
歯の消しゴムはドラッグストアなどでも販売されていますが、市販のものは研磨剤によって歯の表面を傷つけてしまうことがあるため注意が必要です。

 

Bホワイトニングテープ

 

アメリカでは定番になっているホワイトニングテープで、過酸化水素をしみこませたテープを歯の表面に貼りつけて使用するのですが、日本では歯科医院でのみ過酸化水素を取り扱うという制限があるため、販売許可がおりていません。
使用する場合には個人の責任で個人輸入で入手・使用することになりますが、ホワイトニングテープは知覚過敏を起こしやすいとも言われているため注意が必要です。

 

Cホームホワイトニング

 

歯科医院で行うホワイトニングと同じ成分の低濃度の薬剤を、歯科医院で処方、利用方法を指導してもらい、専用のマウスピースを作製します。
自宅で処方された薬剤をマウスピースに塗布して、自分自身で口の中に装着してホワイトニングを行います。

 

外部からの歯の表面の黄ばみや着色汚れの予防方法

歯の色が黄ばんでいたり着色汚れがあることによって、歯を見せて笑うことに躊躇したり、相手に与える印象が不潔に見えたり、だらしなく見えてしまうことがあります。歯を白くすることによって、相手に与える印象は明るく見えたり、清潔に見えたりなど、好感を与えることができます。歯の色は相手への印象を左右するとなると、黄ばみや着色汚れをキレイにして白い歯にしたくなりますよね。

 

毎日の生活のなかでは、どうしても歯の表面に汚れやついてしまいます。そのため、汚れをつきにくくするために予防するといいことを紹介します。

 

食後のケア

 

色の濃いものを飲食したあと、軽く歯磨きをすることができれば一番いいのですが、できなければ水で口をゆすぐだけでも着色汚れを予防することができます。

 

歯の表面の傷を防ぐ

 

着色汚れを予防するには丁寧な歯磨きが大切ですが、力任せに歯ブラシでゴシゴシと磨いてしまうと歯の表面に傷がつき、その傷に余計に着色汚れがついてしまうことがあります。
市販のホワイトニング歯磨き粉に多く含まれている研磨剤は、歯の表面に傷を作ってしまう原因となることがあるため、研磨剤が含まれていないものや、汚れを浮かせてから落とす成分が配合されているものを選ぶことが大切です。

 

口の中を乾燥させない

 

口の中が乾燥してしまうと、服についてしまったシミが時間がたつとなかなか取れなくなってしまうように、歯の表面についや着色汚れも落ちにくくなってしまいます。
こまめに水を飲んで乾燥しないようにしたり、ガムを噛んでだ液の分泌を増やして、口の中が潤うようにしましょう。

 

歯科医院でクリーニングをしてもらう

 

磨き残しによって歯垢が固まってしまい歯石になってしまったり、歯の表面についてしまった黄ばみや着色汚れは、歯科医院で歯石を落とすための機械、スケーラーと呼ばれている歯科器具でキレイにしてもらいましょう。
3ヶ月〜半年に1度と定期的に歯科医院にいって歯のメンテナンスをすることで、歯の黄ばみや着色汚れの予防をすることができます。

 

歯医者さんが推奨するブラッシング方法

スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせる

 

  • スクラビング法


    歯の外側は歯ブラシの毛先を歯に90度にあてて、鉛筆を持つようにして力を入れすぎず(毛先が広がらない程度)小刻みに横に動かし、歯の内側は歯ブラシの毛先を歯に45度にあてて磨き、歯間部の歯垢を落とします。

  • バス法

    歯ブラシの毛先を歯ぐきと歯の境目に45度の角度にあてて、鉛筆を持つようにして力を入れすぎず(毛先が広がらない程度)小刻みに横に動かして磨き、歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方です。

 

普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることでホワイトニング効果がアップします。

 

歯の黄ばみや着色汚れのまとめ

自宅でホワイトニングを行う方法はいくつかありますが、簡単に始めることができ一番安全に使用することができるのはホワイトニング歯磨き粉です。ホワイトニング歯磨き粉を使用して毎日正しいブラッシングをすることで、歯の黄ばみを除去して汚れを予防するのに効果があります。

 

歯の黄ばみや着色汚れを除去するのはもちろんですが、やはり歯科医院での歯のメンテナンスをしてもらいましょう。少なくとも、半年に1度程度程度の定期健診をして、歯石をとってもらったり、歯周病や虫歯の予防など、歯の健康を守ることが大切です。

 

ホワイトニング歯磨き粉によるホワイトニングは即効性がないため、もともとの自然な白い歯ではなく、今すぐ白い歯にしたい!という方は歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。